ホリエモンとの動画で「私はおすぎに性上納された」(関わったとされる元同僚アナは否定)などの「暴露」を行っている、元フジテレビアナウンサーの長谷川豊。
Wikipediaで経歴を確認すると、「2018年に東久邇宮文化褒賞を受賞」という記載があり、本人も当時のブログで受賞を報告しています。
「旧宮家」の名前が冠されているのが気になって発行元のWebサイトへ行ってみると、
なかなかに、趣味のホームページ感あふれる佇まいですな。
ちなみに、中曽根康弘や糸川英夫など首相経験者や学者に贈られている「東久邇宮〝国際〟文化褒賞」というのもあり、何かしらの関連はあるようですが別物の模様です。
さて、先述の「東久邇宮記念会」Webサイトを見ていると、気になる記載がありました。
ん?「浄財」???
さらに「詳細」を見ると…、
あーこれ、「受賞するために〝料金を払う〟」タイプの賞だったんだ!3万円はやけに安いけど「浄財」という表記には色々オプション性もありそう…。
こうした形態自体は珍しいものではなく、製品や店舗などにハクを付けるために、お金を払うと賞を〝受賞〟できるビジネスを行っている会社はいくつも存在します。
ただ、たとえ違法な事はしていなくとも、旧宮家の名前を使って「皇室の権威を切り売り」するような行いには、極めて大きな違和感を抱きます。
長谷川は2016年に「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」というタイトルのブログが大炎上し多くの仕事を降板。翌年の2017年には日本維新の会の公認で衆院選に立候補して落選など、「著名人」としての活動危機に陥っています。
そして、東久邇宮文化褒賞の「受賞」はその翌年の2018年…効果があったのかは不明ですが、「生き残りの材料としての権威」を切実に欲していたのかもしれません。
「暴露ビジネス」も「宮家ビジネス」も、新たな価値創出の気力・体力・実力を伴わない者が縋る拠り所といった側面があり、それは「男系男子固執」の精神性とも非常に近いと感じられます。
今の日本における「いや〜な澱み」って、本当に「同じ穴」の中に溜まっているなあ。